ワークショップ

「小規模開発のためのプロセス国際規格とボトムアップ改善方策」
〜SPINA3CH自律改善メソッドの導入と効果的活用〜



日程: 2011年09月02日(金)
時間: (10:00 開場)  10:30〜17:30
場所: コンピータジャパン セミナールーム
アクセス
東京都中央区日本橋室町1-10-8 立石室町ビル 3階
TEL:03-3516-2232
参加費: 48,000円 (消費税別)
定員: 24名
講師:

伏見 諭

講師の略歴・現職等:

  • ソフトウェア開発関連経歴35年のうちで、現場での小規模開発、中規模開発、大規模開発およびコンサルティング・ 指導を万遍なく体験し実務にも通じているとともに、今回の テーマの規格・ツール等を中心となって開発・推進している。
  • 現行のISO/IEC 29110 Part1のエディタ(国際)
  • 情報規格調査会SC7/WG24主査
  • JISA技術委員会標準化部会部会長
  • IPA SEC プロセス改善WG NPT1チームリーダ
  • 合同会社ソフデラ代表社員
内容:

 ソフトウェアを中心とするシステム開発を信頼できるものとするためには、 その実務を担う現場のチーム、また分業の中での小規模開発チームが自律的にしっかりした開発プロセスを構築し、また改善努力をしていく 必要があります。 そのような要請を背景に、2つのアプローチが生まれました。

 一つは国際標準として開発された、小規模企業向けプロセス標準(ISO/IEC 29110、VSE標準(注)とも言います)で、もう 一つは開発チームが自律的に改善を推進していくための支援ツール(IPA が開発したSPINA3CH自律改善メソッド)です。 ともに、最近制定、発表されたものですが、すでに多くの反響を呼んでおり、これら二つの連携利用は、慶応大学VSEセンターが6月に行ったフォーラム等でも紹介されました。

 特に、SPINA3CH自律改善メソッドは、小規模開発部署、開発チーム、意欲的な個人がそれぞれの立場で取り組むことができる実践的な改善支援ツールで、これまでにIPA/SECの活動として、名古屋地区、札幌地区、情報家電関連企業グループ、ITソリューション企業、業界シンポジウム等でワークショップが行われ、大変好評を博しています。

 本ワークショップは、これら2つの活動の中心となり、精力的に進めてきた講師の指導の下に、VSE標準と連携したSPINA3CH自律改善メソッドの取り組みの考え方や、実施上の留意点を踏まえた効果的な活用方策を実践的に体得することができます。

(注) VSEは、Very Small Entitiesの略で、小規模プロジェクト、小規模組織を意味します。

(タイムテーブル)

10:30-11:30 概要
SPINA3CH自律改善メソッドの目的、仕様手順概要を紹介します。セミナーの復習を含みます。
11:30-12:30  気づきシート演習(その1)
現場での業務実施上の不具合、業務品質への不満などを掘り下げ、そこに含まれる問題点を洗い出すツールの使用法を習得します。
12:30-13:30 ランチブレーク
13:30-14:30  気づきシート演習(その2)
洗い出された問題点の原因分析と波及分析を組み合わせ、改善の焦点を絞り込むツールの使用法を習得します。
14:30-16:30  ワークシート演習
絞り込まれた課題について、現状認識、課題認識、改善方策の探求を実施するツールの使用法を習得します。
16:30-17:30  結果のまとめと活用方法に関する討議
ワークショプで、習得したツールの効果的な利用法やツールの特徴理解の深化を討議を通じて探ります。
備考: ※お申込み受付は、開催日前々日(2営業日前)18:00が締切りとなります。但し、定員に達した時点で受付を終了させていただきますので、あらかじめご了承下さい。 また、お申込み受付け後のキャンセルは原則お受けできませんので、その際は、代理の方のご出席をお願いいたします。