「ヒューマンエラー防止のための品質マインド醸成法と改善活動」

■概要
ヒューマンエラーによるトラブルが発生すると、要領・ルールなどを強化して反省を迫り、言われたことしかやらない「考えない集団」を生み出し、見事に「失敗の構図」を作り上げてしまいます。このような「負の連鎖」を断ち切るためには、人間活動の根源となる人的側面に光を当て改善の知恵が日常化する組織風土を形成しなければなりません。本セミナーではヒューマンエラー防止のための「品質マインド醸成法」と「全員参加型の改善活動」、その基盤になる「人間力醸成法」等を取り上げ、演習を織り込み、組織における具体的な実践・指導方法を会得できる内容にしたいと考えています。講師はIT系の経験者ですが、過去に機械製造、化学、薬品、医療、運輸、発電等多分野の方々にご参加いただき評価いただいております。

■詳細内容（一部変更される場合があります）
第1章　ヒューマンエラー防止と会社人生
　1. 組織的改善活動とモチベーション
　2. 「会社人生」の選択と自律型人材
　3. 「わくわく感」ある会社人生を送るコツ

第2章　失敗を繰り返さないための「人間力の醸成」
　1. 演習：「わくわく感」ある会社人生を送るコツ」　
　2. 失敗の構図と負の連鎖
　3. 「わくわく」感と人間力醸成の構図

第3章　ヒューマンエラーと人間関係
　　1. 演習：「トラブルと人間関係」
　　2. 「心理学的な知恵」と人間関係の向上

第4章　エラー防止のためのケーススタディ
　4.1 「品質＆改善マインド醸成」ケーススタディ
　4.2 「わくわく」感を生み出す全員参加型改善活動
　4.3 「エラー発生を防止する」ケーススタディ
　4.4 ヒューマンエラーと「リスク管理」

第5章　行動への第一歩

第6章　講師からのエール（会社人生成功のコツ）

「負の連鎖を断ち切る鍵」、「ヒューマンエラー防止」のための人的側面の特性、ヒューマンエラー防止のための「品質マインド醸成法」、「自己啓発指導法」など。

特に必要なし

人間を主体にした作業や運用に従事している方。リーダ、マネージャー、品質管理担当者、幹部社員、人材育成担当者、組織的な改革に携わっている方など。

関　弘充（せき　ひろみつ）

ヒューマン＆クオリティ・ラボ　代表
（元）富士通（株）　人材開発部　シニア・レクチャラ（シニア品質Director）

• 富士通では、ソフトウェア検査部門を経てシステム開発部門において、数々の大規模システム開発に従事（途上（財）未来工学研究所主任研究員）。近年、システム開発部門における品質改善に従事し（主席部長、品質保証部長）、SI分野で日本初のCMM^® レベル5を達成、社長賞及び品質賞を受賞。 　「人間力醸成」を基盤にした品質改善、運用品質の向上に注力し、2万人以上の方々を指導。

• 他に日本情報サービス・ユーザ協会（JUAS）、TH企画、SRC、日本テクノセンター等講師。
• 最近の主な講演先：ソフト開発環境展SODEC2011＆2012、日立製作所、野村総研、三菱電機、 デンソー、インテック、内田洋行BST、富士通エフ・アイ・ピー、パナソニック、東北電力、ITコーディネータ協会等。
• 情報システム学会、日本工学教育協会 会員
• 著書：「人間重視の品質マネジメント ソフトウェア品質保証システムの構築と実践」(SRC), 堀田　勝美、関　弘充、宮崎　幸生著　他