Automotive SPICE (aspice)

Automotive SPICE®とHIS

 Automotive SPICE® (ASPICE)は、高まる安全性への要求に対応するために、ISO/IEC TR 15504 第5部 (通称:SPICE) とともに始まりました。2006年に正式版とも言えるISO/IEC 15504 第5部の発行に伴って見直しされ、本格的な使用が開始されました。
 本ページに記載している内容は、2006年に開催した特別セミナーから抜粋したもので、Automotive SPICE®の基本的な内容をご理解いただくために、Automotive SPICE®の背景、開発の経緯、モデルとアセスメントの利用について述べています。
 ISO/IEC15504は、2015年3月にISO/IEC 33000シリーズに改定され、Automotive SPICE®は、並行して2015年7月にv3.0が発行されました。Automotive SPICE® v3.0は、ISO/IEC 33004、ISO/IEC 33020に準拠するように作られています。 1年程度の移行期間を経て、v3.0の本格的使用が始まる予定でしたが、遅れている状況です。 v3.0検討の経緯、内容およびその後の動向については、本ページ末尾の動向をご覧ください。

Automotive SPICE®:概要

  • 一番の理由は、供給者の多くは元々ハードウェアのメーカーであるのに対し、安全性に関係するシステムでのソフトウェア使用が増加したことである。
  • ソフトウェア開発は比較的新しい。
    • 大半の供給者は優れたプラクティスに見合うプロセスを持たない。
    • OEMメーカーは、ソフトウェアは開発期間が要らないと考える傾向にある。
    • 優れた要件の管理と制御が不足しているので、多くの問題がある。
  • OEMメーカーは、自分たちが正しくシステムを開発することを確実にするために積極的な手段をとっていることを実証する方法を求めている。
  • 供給者のソフトウェア開発状況のアセスメントは、下記により実現する;
    • 教育を受け、経験を積んだアセッサ
    • 承認されたアセスメント手法に従う。
    • また、承認されたベストプラクティス(モデル)の定義を使用する。
Automotive SPICEとHIS Automotive SPICE®とHIS (2006年開催の特別セミナーより)

解説: ISO/IEC 15504/33k」もご覧ください。



【動向】


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