ソフトウェア開発: 小規模でもスマートに

1月24日のワークショップ「小規模開発向け軽量プロセスのすすめ― 顧客信頼向上に役立つVSE標準の活用 ―」の講師の伏見です。

ソフトウェア開発の現場は、しばしば、小規模な開発組織、開発企業が担当しています。また、短期間開発の比重も高まってきました。そうした現場の作業環境は、なかなか高度化されず、いわゆる「現場の疲弊」が蔓延しているといわれます。疲弊の結果、現場の人々が明日の納期のことしか考えられなくなると、ますます泥沼的な作業に陥っていきます。開発技量が育成されないケース、開発環境が十分でないケース、開発環境はあっても有効に活用されないケース、いろいろな閉塞状況が懸念されます。かといって、あまり大げさに開発プロセスの改革にとりくむのも大変です。

幸い、最近、小規模組織向けの開発(プロセス)国際標準が開発されました。1月のワークショプでは、この標準の活用により組織の信頼性を高める方策を共に考えながら、国際討議、JIS化討議の結果等もふまえた活用法の基本的な着眼点をお伝えしたいと思います。明日の開発力向上、信頼性向上のためにぜひご参加ください。

伏見 諭 について

ふしみ さとし
合同会社ソフデラ 代表社員
■ 技術系を中心とするソフトウェア小規模開発、中規模開発、大規模開発等に長年従事してきた。また、開発プロセスに関する調査、コンサルティングを行ってきた。最近はソフトウェアの信頼性に関する調査に重点を置いている。スピナッチキューブの開発にも参加。
■ 情報規格調査会SC7/WG24主査
■ JISA技術委員会標準化委員会委員長
■ IPA SEC 連携委員
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