何故、人間重視の品質改善なのか?:ITも心の時代へ・・・

「「わくわく」感を生み出す人間重視の品質改善実践法 ― 品質マインド醸成法と改善活動への動機付けのコツ -」の講師の関です。

「ほんの少し」当日の内容をご紹介しましょう・・・・・・。

不具合や人的ミス等による品質問題は依然と後を絶たず、増々深刻化してきており、より効果的、効率的な改善方法が求められています。多くの企業は、ひとたび失敗すると振り返りを迫り、監査や検査を強化して「言われたことしかやらない」、「考えない集団」を生み出し「負の連鎖」を繰り返してしまいます。このような状況を断ち切る鍵は「人間重視の品質改善」にあると考え実践して効果を上げてきました。

■「改善を実施しない人々を動かすには?」:以下の状況の時にどうすれば良いでしょうか?

●ケース1:リーダが強引に品質改善を推進してCMMI®のレベルを達成して評価された。しかし、看板獲得の活動に終始し組織メンバーは疲弊していて「2度と改善をやりたくない」と思っている。

●ケース2:あるトラブルをきっかけに、改善活動を開始することになったが、「そんな事を実施する時間がない」等と反対の人が多い。

このような場合、マネージメント手法として「報酬や命令で人々を動かそう」としてきましたが、そのような成長期を基盤にした古い手法では、組織的活動は進展しません。そこには「企業の意志」はあっても肝心の「社員の意志」が伴わない改善活動が展開されてしまっているのです。

「人間力の醸成と発揮の効果」:命令しなくても人が動き出す。

「人間力」を重視した仕組みを考案できると、命令しなくても人々を主目的の活動に向かわせることが可能になります。また、単に動き出すだけでなく、「人間重視の改善活動」が「わくわく」感を生み出し、人々を自立から真の自律化に進化させることが可能になります。

本ワークショップでは、「人間力醸成」を基盤にした「人を動かす仕組み考案のコツ」、「品質マインド醸成法」、「改善活動への動機付け法」、「具体的な人を動かす仕組のデザイン事例」等について、多くの演習を体験していただき、職場での実践に役立つ内容にしたいと考えております。

私は「組織的活動は組織に価値をもたらすと共に個々人の価値観『わくわく』感と『生きがい』を生み出すものでなければならない」と考えております。

☆「本当に実現するの???」との疑問や関心を持たれた方や今まで様々な方法論を試してみたが、なかなか効果が早く表れないと悩んでいらっしゃる方々・・・・是非、ご参加いただき、体験し、実践に役立てていただければ幸いです・・・・。コンサルやセミナー、ワークショップ受講等を通じて多くの方々に実践へのヒントを会得していただいております。

® Capability Maturity Model、CMM、CMMI は、カーネギーメロン大学によって米国特許商標庁に登録されています。

関 弘充 について

せき ひろみつ
ヒューマン&クオリティ・ラボ 代表
■富士通(株)では、ソフトウェア検査部門を経てシステム開発部門において、数々の大規模システム開発に従事(途上(財)未来工学研究所主任研究員)。近年、品質改善に従事し(主席部長、品質保証部長)、独自に考案した人間重視の品質改善活動を実践し、品質問題を抱えていた組織をSI分野で日本初のCMM®レベル5達成に導き、社長賞及び品質賞を受賞。
■定年後も富士通の人材開発部門で続投し、プロの育成及びコンサルに従事。特に「人間力醸成」を基盤にした「人間重視のプロセス改善」、「人を動かすリーダシップ」、「ヒューマンエラー防止のための動機付け法」、「元気が出るモチベーション向上法」等のテーマで一万5千人以上の方々へ指導。退職後の現在も活動を継続中。
■主な講演先: ソフト開発環境展2011&2012、SPES2009&2010シンポジュウム、情報処理学会、日科技連、三菱電機、日立製作所、野村総研、パナソニック、東北電力、横浜市、富士通、富士通関係会社、ファミリー会等多数。
■北陸先端科学技術大学院大学非常勤講師、日本情報システム・ユーザ協会(JUAS)、コンピータ・ジャパン、TH企画、日本テクノセンター、SRC等の講師を担当。
■著書:「人間重視の品質マネージメント ソフトウェア品質保証システムの構築と実践」堀田 勝美、関 弘充、宮崎 幸生著(ソフト・リサーチ・センター)
■情報システム学会、日本工学教育協会会員
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